今日のテレビ東京美の巨人たちで岸田劉生の写実的風景画を取り上げていました。
1900年代前半に活躍した岸田劉生。
最初は、ゴッホ、ゴーギャンに影響を受けた。
キリスト教の洗礼を受けている。
白樺を通し後期印象派の影響を受けた。
その後、自然を真摯に目の前の自然を忠実に表現する写実主義に目覚める。
自分の眼で見る、セザンヌでもゴッホでもない、と。
「絵画は自然そのものの再現であらねばならない」
渋谷区代々木を描いた「道路と土手と塀」
時代錯誤、時勢逆行と蔑まされた岸田劉生。
時代錯誤の古臭い絵と罵られる。
謎の解明
「道路と土手と塀」に描かれた二本の影は何を表現したのか?
それはもう一枚の絵で明らかになる。
同じ坂を右方向から描いていた
それは宅地開発中の土地だった。
二本の影は、電柱の影だった。
当時の代々木は住宅地として開発されようとしていた。
岸田劉生は、道が持つ力にひきつけられた。
よって本来描くことが出来ない坂の上の表情まで描いた。
自然を作り変えようとする人間の力に共感したことを表した絵。
それが「道路と土手と塀」だそうです。
東京国立近代美術館に展示されています。
2007年3月3日土曜日
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